木材調達指針
「日本ハウスホールディングス木材調達指針」の取り組み状況について(更新)
<第42期~第53期(平成21年11月1日~令和3年10月31日)実績>
平成23年3月4日付「日本ハウスホールディングス木材調達指針」(日本ハウス事業部)に基づく、当社の取組み状況について発表(更新)致します。
1.適正な木材調達 ~ESG調達の推進~
合法性の証明された木材の調達
合法木材事業者認定制度、第三者機関による森林認証制度、都道府県による地域材認証制度、などを活用し、第48期(平成28年10月期)末時点より全ての主要構造材(土台・柱・梁桁)・羽柄材について100%合法性の証明された木材を調達しております。合法性の証明された木材を調達する事は「合法伐採木材等の流通及び利用の促進に関する法律(通称クリーンウッド法)」の主旨に合致するものであり、またESG(環境、社会、ガバナンス)の観点からも、今後も継続していきます。
取引先の状況確認(サプライチェーンマネジメント)
取引先メーカーにおける生産状況、品質確認の為、チェック項目を設け、継続的にメーカー監査を行っております。第53期は新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、監査方法をリモートに切替え、計画通り10社の監査を行いました。54期につきましてもコロナ感染状況等に応じ、メーカー工場への訪問、リモート監査いずれかの方法により、10社監査実施予定です。
2.環境に配慮した木材調達 ~国際共通目標「SDGs」への協力~
絶滅リスク、生態系影響に配慮した木材樹種の選定
国際自然保護機関の分類(レッドリスト)に基づき、絶滅の危険度が低い「Lower Risk」に分類される木材のみ選定、調達しております。絶滅危惧種「Threatened」に分類される木材の調達を避けることは国際目標であるSDGsの実現に向け協力する取組みでもあり、今後も継続していきます。
環境配慮、持続可能な木材調達(別表の参考資料をご参照下さい)
出来るだけ利用地域に近い国・生産者からの木材調達を目指し、檜、杉、カラマツ等国産の木材を積極的に調達しております。木材調達指針制定時の第42期(平成22年10月期)における国産材比率は48%でしたが、直近の第53期(令和3年10月期)では65%(13,361/20,508立米・年)となっており、取組み開始時より17ポイント上昇しております。また、国産材の中でも檜の採用率は全体の23%と52期に引続き、約1/4を占める高い採用率となっております。
3.安心、安全な木材調達
集成材・合板(工業製品)の品質規格
構造用集成材、構造用合板の選定にあたっては日本農林規格(JAS)の製品のみを採用しております。さらに、特定化学物質抑制方針としてホルムアルデヒド放散量区分規定の中で最も放散量の少ない、最高ランク「F☆☆☆☆(フォースター)」製品のみに限定して調達しております。(継続)
トレーサビリティーの確保
主要構造材・羽柄材について、既に100%合法性の証明された木材の調達としておりますが、さらにトレーサビリティーを高めるため、認証木材(FSC・PEFC・SGEC等森林認証機関による認証材、もしくは都道府県による認証材)の調達を積極的に進めます。(継続)
4.情報公開
取り組みの実施状況については引続きWEBサイト(当社HP)などにより公開、更新します。